マイクロフィルム資料、マイクロフィッシュ資料のことです。
マイクロフィルムの形態により大きくリールタイプとシートタイプがあり、後者はマイクロフィッシュとも言います。紙媒体などの資料のページを写真撮影し、縮小して光学フィルムに焼き付けたもので、保存性を高めることを目的として、新聞や古文書などの保存と閲覧に向いていますが、以前の材質では温湿度管理が適切でない場合、数十年で劣化する欠点がありました。磁気・光学メディアの登場で、資料をデジタル化して保存、閲覧する方法に変わってきましたが、新しい規格が次々に生まれた結果、閲覧環境を維持することが困難になっています。最近ではフィルムの材質も改善され、数百年劣化することなく保存できるとも言われ、マイクロフィルムは資料の保存方法として見直されています。